Ethereum入門

まずはBitcoinの抱える課題と、Ethereumがどういう目的で開発されたかというところから勉強。参照分権は以下: * Ethereum white paper :https://github.com/ethereum/wiki/wiki/%5BJapanese%5D-White-Paper * Ethereum入門:https://book.ethereum-jp.net/

Ethereumの開発目的

EthereumはBitcoinの技術的問題を取り払い、ブロックチェーンでいろいろなアプリケーションを開発するためにつくられた。

Bitcoinの基盤となるブロックチェーンの技術的問題は以下になる。

  1. Bitcoinの簡略版検証(SPV)のセキュリティはBitcoinブロックチェーンの深さに基づいており、Bitcoinを土台とした新たなブロックチェーンではSPVを保証するコストが非常に大きくなる。
  2. Bitcoinの取引に使われるスクリプト言語には、いくつかの問題がある。チューリング不完全、取引のタイミングで値が不確定なトランザクションを発行できない(例:未来の市場価格によって変動する取引)、状態の欠如、ブロックチェーン情報を参照できない。 Ethereumはこれらの問題を解決し、軽量クライアントのセキュリティ向上とブロックチェーンアプリケーション開発のためのフレームワークを築き上げることを意図している。

抽象的には、チューリング完全プログラミング言語を埋め込むことが可能なブロックチェーンを構築し、所有、トランザクションの形式、状態遷移関数に関する独自規則を作成できるsmart contractsと分散型アプリ(Dapps)を構築することが可能になる。

所感

ほとんどのブロックチェーンゲームがBitcoinではなくEthereumを基盤通貨としているのはなぜかということが疑問だったが、この課題と目的からすると当然というか、それを目的としていることが改めて分かった。 勝手な想像として、ゲーム大会の参加費と、その勝利報酬の分配もEthereumのSmart contractで記述できるのではないかという感想を持った。