草コインについて

草コインの定義を調べたが、「時価総額の低い仮想通貨のこと」であり、あまり明確な定義はない。 ある意味では、あらゆる仮想通貨は生まれたタイミングでは草コインであり、価値が上がることで草でなくなる可能性を持っていると言える。 なので、ここでは草コイン(中にはそう呼べないものもあるが)の中で、人気があったり技術的に興味深いものがあるものを取り上げようと思う。

記事内の時価総額順位は次のサイトを参考にしている:https://coinmarketcap.com/

Dogecoin

時価総額10位(2021/12/03現在)

言わずもがな有名な草コインの草分け(?) 技術的には、ハッシュ関数を使ったPoWで、ビットコインと本質的には同じである。 コードはオープンソースで、Litecoinからフォークされている。 異なる点は、ビットコインがマイニング可能な総量に上限があるのに対し、Dogecoinは上限なく毎年50億枚ずつ発行される点が挙げられる。

SHIBA INU

時価総額 13位(2021/12/03現在) 上記Dogecoinに対抗して作られたコインで、コミュニティによるゼロからの仮想通貨運営を目指している。 Ethereumネットワーク上のトークンとして設定され、スワップやステーキングなど、ジョークとして作られたとは思えないほど、しっかりとしたシステムが構築されている。 正直に言うとDogecoinよりも素性がだいぶはっきりしている点で、長期的に見ればより多く流通しそうに見える。 これは、EthereumがBitcoinに対して時価総額が追い付いて来ている点もポジティブな理由として挙げられる。