Ethereum2.0

Ethereumでは、PoSに基づく追加のネットワーク(Beacon Chain)を既存のネットワーク(Mainnet)に繋げる活動を行っている。 また、そのための支援としてShards Chainを準備している。

背景

Ethereumは、現段階でPoWによるブロックチェーンの生成、検証を行っている。 一方で、計算資源が浪費され、ネットワークのキャパシティに限界が来るとともに、現状ではGas代が非常に高くなっている課題が存在する。 そのため、今後はメインのネットワークをPoSに切り替えることを目標として、新たなブロックチェーンの構築を目指している。 この中で、既存のEthereumブロックチェーンを使うクライアントに問題が起こらないよう、段階的なアップデートを行っていく。 そこで重要になるのが、既存のネットワークであるMainnetと、PoS基盤であるBeacon Chain、そしてそれらのドッキングである。

Mainnet

Ethereum1.0とも呼ばれ、PoWによってブロックの生成、検証が行われている。

Beacon ChainとShards Chain

2021年12月現在では、Beacon Chainが稼働している。 Shards Chainは、Beacon Chainのトランザクションを分割することにより、ネットワークの混雑を減らしつつトランザクション数を増やすことが可能になる。

ドッキング

ドッキングにより、MainnetとBeacon Chainは一つにマージされ、完全にPoSブロックチェーンになる。